景気ウォッチャー調査
12月の景気ウォッチャー調査の結果が発表されました。
現状判断DIは「35.5」で先月からマイナス10.1ポイントの大幅下落です。
一方、先月大きく落ち込んだ先行き判断DIは「37.1」でほぼ変わりません。
消費動向調査
12月の消費動向調査の結果が発表されました。
指数は31.8で、前月から1.9ポイントの低下です。昨年4月を底に消費マインドは急回復してきましたが、しばらく冴えない展開になりそうです。
消費者態度指数の4つの指標
消費者態度指数を細かくみると、特に雇用環境が弱く30ポイントに届かないまま反落しています。
力強い回復時は、政策の後押しもありますが「耐久消費財の買い時判断」が先行しています。昨年4月からの消費マインドの改善は急激な落ち込みの反動にすぎず、本格的な回復までは時間がかかりそうです。
景気動向指数
11月の景気動向指数が発表されました。
一致指数は89.1で、今年3月の水準で足踏み状態です。
足元の景気は厳しいでしょうが、先行指数が96.6で2年ぶりくらいの高水準になったのは明るい材料です。
家計調査
11月の家計調査の結果が発表されました。
2人以上世帯の消費支出は前年同月比1.1%で、前月に続きプラスです。
昨年の消費増税の反動を考慮すると、12月もなんとかプラスを維持するかもしれませんが、しばらく低空飛行が続くでしょう。
商業動態統計
11月分の商業動態統計速報が発表されました。
好調だった前月の反動もあり、小売は+0.7%と辛うじてプラスを維持しましたが、卸売はマイナス8.8%でした。
昨年の消費増税から今年のコロナ禍でしばらく低調に推移していたので、今後の持ち直しに期待しましょう。